インテリジェンス・ナウ
米軍再編「3兆円負担」発言 ローレス氏の知られざる過去
米中央情報局(CIA)工作員は辞任した後も当然、守秘義務がつきまとう。だから、退職後も食えるよう仕事の面倒をCIAがみてくれる。「口止め料ですよ」と日本語に堪能な元工作員が教えてくれたことがある。 長官クラスなら、辞めてからも講演にコンサルタント業にと引っ張りだこだ。このほど突然辞任したゴス前長官もよほどのスキャンダルがない限りそんな恩恵に浴するだろう。 他方、CIAに面倒をみてもらわなくても、自分が開拓したコネを生かして自前でビジネスを切り開く、たくましい元要員もいる。在日米軍再編問題で交渉を妥結させたリチャード・ローレス国防副次官がそうだ。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン