“プラズマ独走”松下電器のライバル不在という苦悩

執筆者: 2006年9月号
カテゴリ: 経済・ビジネス

 V字回復を見届けて退任した中村邦夫氏(現会長)のバトンを受けて松下電器産業の社長になった大坪文雄氏。新体制となってから最初の決算発表で、営業利益で前年同期比四割増を達成、順調なスタートを切った。だが、その回復を先導したプラズマテレビが今、窮地に陥っている。国内シェア六割と圧倒的な力を誇り、今年度は世界シェアで四割を目指す計画だが、「まさにこの強さこそが問題」(大手電機幹部)とされる。松下の躍進で、パイオニアや日立など下位メーカーが脆弱化し、「ライバルの不在で逆に競争状態がなくなるため、プラズマの技術進歩が停滞する」(同)。

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