国際論壇レビュー

逆転しつつある「オバマ」と「ブッシュ」の評価

 再度の評価逆転はあるか?(C)AFP=時事
再度の評価逆転はあるか?(C)AFP=時事

 政治指導者の評価は、相当な時を経ないと定まらないのだろう――。オバマ米大統領は9.11テロから13年目の日を前にした演説で「イスラム国」打倒を国民に誓い【Statement by the President on ISIL, The White House, Sept. 10】、ついにシリア国内への空爆作戦に踏み切った。先月の当レビューでも述べた通り、イラク国内から始まったこの軍事再介入が簡単に終わると思っている専門家はいない。地上軍投入もささやかれ出した。

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執筆者プロフィール
会田弘継(あいだひろつぐ) 関西大学客員教授、ジャーナリスト。1951年生まれ。東京外語大英米語科卒。共同通信ジュネーブ支局長、ワシントン支局長、論説委員長などを務め、現在は共同通信客員論税委員、関西大学客員教授。近著に『世界の知性が語る「特別な日本』』 (新潮新書)『破綻するアメリカ』(岩波現代全書)、『トランプ現象とアメリカ保守思想』(左右社)、『増補改訂版 追跡・アメリカの思想家たち』(中公文庫)など。訳書にフランシス・フクヤマ著『政治の衰退』(講談社)など。
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