独裁者「甘やかし」批判がさすがに気になり始めた中国

執筆者: 2007年2月号
カテゴリ: 国際

 ムガベ大統領の強権政治が続く南部アフリカのジンバブエで、国営紙が「中国政府から二十億ドル(約二千四百億円)の借款を得るために交渉する」と大々的に報道したところ、中国政府がこれを全面否定する騒ぎになった。両政府の徹底した秘密主義のため真相は藪の中だが、国際社会で「アフリカの独裁者を甘やかしている」との中国批判が高まっているのを受け、中国側が慌てて火消しに走ったとの見方が広がっている。 ジンバブエ国営紙『ヘラルド』は昨年十二月、北京駐在のムツァングワ大使の話として、政府が中国政府との間で二十億ドルの借款について交渉を始めると報じた。同紙は「中国側は既に担当チームを編成し、近くジンバブエの財務相や中央銀行総裁との交渉を始める」との大使の発言まで引用していた。

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