イラク増派の米軍を待ち受ける「アルクドス部隊」とは

執筆者: 2007年2月号
タグ: イラン
エリア: 中東

 米ブッシュ大統領はイラク政策の失敗を認め、米兵約二万二千人の増派を表明した。それを待ち受けるかのように、隣国イランが「イスラム革命防衛隊」の特殊部隊を混乱の続くイラク内に送り込み、新たなテロ・ネットワークを組織したとの情報がある。 バグダッドの米軍情報機関筋によれば、このイランの特殊部隊は「アルクドス部隊」と呼ばれ、数カ月前からイラク国内のテロ組織と連携し、本格的な活動を開始した。 このネットワークを指揮しているのは、メフディ・モハンデスという人物。モハンデスは一九八〇年代の在クウェート米仏大使館爆破事件の首謀者だという。

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