大手生命保険会社の三井生命保険をめぐる再編観測が再び高まっている。 三井生命については、昨年も外資系生保による買収説が流れた。仏大手で世界でも屈指の保険グループ・アクサの名前が取り沙汰されたが、「三井側の抵抗」(大手生保幹部)で立ち消えになっていた。 そして、ここにきて金融界でささやかれているのが、これもまた数年前に一度噂に上った、住友生命保険との経営統合観測だ。もともと両社は三井住友銀行などと同じ三井住友フィナンシャルグループに属すが、生保危機への対応で「合併どころではなかった」(住友幹部)。

「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン