金持ちロシアの原潜配備を貧乏日本が“側面支援”

執筆者: 2008年7月号
エリア: ヨーロッパ

 オイルマネーを国防予算増に注ぎ込むロシアが、新型潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)搭載の新原潜「アレクサンドル・ネフスキー」の建造を急ピッチで進めており、来年太平洋艦隊に配備される予定だ。 北方艦隊に配備した第四世代原潜「ユーリー・ドルゴルーキー」に次ぐ二番艦で、カムチャツカ半島のペトロパブロフスク・カムチャツキー港付近の新基地が母港になる。タス通信によれば、現在、新型原潜用の部隊編成や訓練がカムチャツカの海軍基地で行なわれている。 ロシアは太平洋艦隊の本拠地であるウラジオストクを貿易経済都市にする一方、カムチャツカを対米核戦略の前線基地に特化させたい意向だ。

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