もはやインターネットなしの経済活動は考えられない時代になった。ハッカーが横行する中、いかにコンピューター・セキュリティを確保するべきか。
今年に入って、科学技術庁、総務庁、運輸省など官公庁のホームページがハッカーに侵入され書き換えられるという事件が起き、二月にはヤフー、アマゾン・コム、バイ・ドット・コム、eベイ、Eトレードといったアメリカを代表するネット企業がハッカーの攻撃を受け、数時間利用できない状態に陥った。日米での出来事はともに「ハッカー」事件と括られるが、その性質はかなり様相を異にするものだった。

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