宗教はなぜ対立を激化させるのか

執筆者:立山良司 2001年10月号
カテゴリ: 国際 文化・歴史

 米国の同時多発テロは、宗教が持つ両義性を改めて浮き彫りにした。 宗教は一方で平和や非暴力を説きながら、他方でこれほどの暴力と犠牲を要求している。今回のテロ事件は、「イスラム原理主義のテロ」という限定的な見方をされ、場合によっては歪曲された視点で捉えられがちだが、宗教が持つ両義性と現代の紛争やテロとの関係というもっと幅広い文脈で見る必要がある。 この連載では、宗教が関係している世界各地の紛争を取り上げてきた。パレスチナやインドネシアのマルク諸島、スーダン南部の内戦、カシミール、中国の新疆ウイグル自治区などで起こっている紛争は、いずれもイスラムが関係している。

フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
クローズアップ
キャリア決済のお申し込み
フォーサイトのお申し込み
クローズアップ
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top