松下電器“V字回復”の真贋

執筆者:杜耕次 2003年12月号
カテゴリ: 経済・ビジネス 金融

創業以来の伝統を塗り替え、業績の回復基調は鮮明になった。松下の復活は本物なのか。「中村改革」をあらためて検証する。「社名に込めた我々の意気込みを十二分に汲み取って欲しい」 十月一日、「TOP」と名づけられたその会社が北陸の地方都市でひっそりと産声を上げた。「タケフ・オリジナル・プロダクションを頭文字で表した」と関係者の一人は続けて説明を始めた。 新会社の従業員は四百八十五人。実は、直前まで彼らは皆、「武生松下電器」(福井県武生市)の社員だった。 八月二十七日の終業時刻近く、社員食堂に集められた武生松下の社員は、社長の岡龍吉から「年内で工場を閉鎖し、会社を清算する」と唐突に宣告された。

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池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

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