共和党全国委員会(RNC)の冬季会合が開催された今月14日、次期RNC委員長選挙が168名のRNC委員より行われた。当選には過半数の85名のRNC委員の支持が必要であったが、合計5名が出馬し、7度にも及ぶ票決の結果、次期RNC委員長に共和党ウィスコンシン州委員長のラインス・プリーバスが選出された。プリ―バスは、2012年大統領選の資金集めや選挙戦の差配をすることになる。現職のマイケル・スティールRNC委員長は4度目の票決後にRNC委員長選挙から撤退し、ディック・チェイニー前副大統領やエド・ガレスピー元RNC委員長らが推挙するマリア・チノ元運輸長官代行の支持に回ったが、最終的にRNC委員長選挙を制したのはプリーバスであった。スティールは昨年11月に実施された中間選挙での共和党の歴史的勝利を自らの実績の一つとして挙げつつRNC委員長再選を目指した。だが、指導力不足やRNCが抱える約2000万ドルの借入金、あるいは政治資金調達手腕等について党内から厳しい批判に晒され、僅か1期2年限りでRNC委員長職を退任することになった。
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