インド財界を巻き込み、株式相場にも大きな影響を与えた主導権争いの末、大財閥リライアンス・グループを分裂させた創業者の息子2人が、和解と協力に向かって動き始めた。「2つのリライアンス」を率いる兄弟は母親の仲介で6年間に及ぶ争いに一応の終止符を打っただけでなく、事業を巡る提携や協力をも模索している。内外企業との競争が一段と激化する中、意地の張り合いよりも企業業績のための協力を選んだということだが、両者がさらに互いのシナジーを追求すれば、リライアンス・グループの再統合も現実味を帯びてくる。
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