鄧小平の負の遺産からの脱却を促せ――安倍政権の外交指針
2011年12月からの1年間に、東アジアにおいて重要な7つの国・地域の指導者が交代ないし選挙の洗礼を受けた。時系列では、北朝鮮(金正日総書記→金正恩第一書記)、台湾(馬英九総統再選)、ロシア(メドヴェージェフ大統領→プーチン大統領)、アメリカ(オバマ大統領再選)、中国(胡錦濤総書記→習近平総書記)、日本(野田佳彦首相→安倍晋三首相)、韓国(李明博大統領→朴槿恵大統領)である。再選、復活、新顔とさまざまだが、新政権は共通の課題を抱えている。それはアメリカ覇権後の東アジア秩序を探求するという課題である。
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