インテリジェンス・ナウ
クリントン氏の「メール問題」再燃も――裏にオバマ大統領の陰謀?
2月1日から始まる米民主・共和両党の大統領選挙予備選。日本メディアは今もトランプ旋風に目を向けるが、両党を通じて最も強力な候補者は、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)だ。
しかし、国務長官在任中に公務で私用メールアドレスを使って公務のメールを交わしていた問題がクリアされたわけではない。
国務省は、予備選に入る直前の1月末までに、約3万通に上る公務メールをすべて公開する予定。昨年末までに2万4436通が公開されたが、AP通信によると、このうち1274通が機密情報と分類されたという。
だが、機密に指定され、法律上も問題があると判断されたメールの存在が明らかにされたわけではない。外交誌フォーリン・ポリシー電子版が伝えた10通足らずのメールの内容は、「ラジオで閣議があると聞いたが、私は行けるか」「10:15に会議場所に着いたが、会議はやっていない」「私用のリンゴはどうやって買うの?」など他愛のないものが大半。一体、問題の本質はどこにあるのか。陰謀論も渦巻く中、事件の周辺を追った。
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