先週末、吉崎達彦さんの「『遊民経済学』への招待(24)マイナス金利下での遊民たち」をアップロードしました。遊民経済学の見地からは、ピケティの言うr(資本収益率)が高いことは何の問題もない。その通りなら、高齢者が実体経済に投資することにより、どんどん豊かになることができる。遊ぶ金にも困らないはずです。
「専門家の部屋」では、5本の新エントリ。
「北朝鮮『ミサイル発射』の衝撃(上)安倍政権『対話』から『対決』へ」(朝鮮半島、平井久志さん):菅官房長官は「対話は閉ざさない」としていますが、北朝鮮側がこれまでのように水面下の非公式協議に応じるかどうかは不透明。「調査全面中止」の談話が北朝鮮外務省のものではないことが、今後のポイントになるかもしれません。
「北朝鮮『ミサイル発射』の衝撃(中)韓国『強い対抗措置』は『吉』と出るか」(同上):開城工業団地の閉鎖に踏み切った韓国。しかしこの団地は、韓国への憧憬を北朝鮮に抱かせ、市場経済を学ばせる場という「武器」でもありました。今回の措置はその「武器」を手放したことにもなります。
「『難民』に揺れる欧州(中)『締め出し』強化と『メルケル』の凋落」(ヨーロッパ、渡邊啓貴さん):ヨーロッパ中で厳しくなる難民への対応。寛容政策を推進してきたメルケル独首相への批判は高まる一方で、3月の地方選勝利も揺らいでいます。
「『難民』に揺れる欧州(下)統合の夢『シェンゲン協定』の行方」(同上):欧州加盟国間での人の移動の自由を認める「シェンゲン協定」。「統合の夢」の象徴でもあるこの協定の将来が危ぶまれています。
「追いつめられたクリントン氏:『ネヴァダ、サウスカロライナ』での試練」(アメリカ、足立正彦さん):初戦では辛勝、次戦では大敗となって3戦目のネヴァダ州党員集会に挑んだクリントン氏。今回はなんとか勝利を収めましたが、3月以降の戦いの長期化を避ける意味で、次戦はさらに重要な試練となりそう。
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