四月下旬、南アフリカ共和国で荷揚げを拒否されて中国に戻ったはずの武器輸出船に満載されていた合計七十トンの武器が、当初の予定通り到着したとジンバブエ政府が認めた。 報じたのは、南アの経済紙『ビジネス・デー』とモザンビークのオンラインニュース『カナル・デ・モザンビーク』。それによると、突撃小銃や手榴弾などを積んだ中国の安岳江号は、南アのダーバン港で荷揚げを拒否されたものの、南ア海軍艦ドラケンスバークが同国沖合で密かに給油した。給油の間、南ア艦はレーダーや衛星による捕捉を妨げる妨害電波を出して安岳江号の位置を隠したという。

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