
嶋田隆氏 ⓒ時事
故・与謝野馨氏に見いだされ、以降長い「秘書官人生」を送ってきた嶋田氏には、経産省主導で再建が進められた東京電力改革など“失策”と呼ぶべきものも少なくない。政務と官僚の危うい関係に注目が集まる。
岸田文雄首相が選んだ首相秘書官8人の中に、筆頭格として嶋田隆・元経済産業事務次官(61/82年通産省入省)が入った。事務次官経験者の首相秘書官への起用は、極めて異例だ。1982年入省同期組には、安倍晋三元首相の首席秘書官を務めた今井尚哉氏(63)がいる。岸田首相と嶋田氏は私立開成高校(東京)の同窓だ。嶋田氏は東日本大震災後に東電改革などを官邸とともに強力に進めた。経済産業省関係者は「以前から岸田事務所に出入りして、長年の付き合いがある。今井氏の推しもあって起用されたのではないか」と話す。

「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン