北アイルランドのシン・フェイン党がチャールズ国王との良好な関係に期待

2022年9月13日
タグ: イギリス
エリア: ヨーロッパ
シン・フェイン党はイギリスからの分離キャンペーンを強化する一方、関係改善も志向している[オニール副党首=右、9月9日](C)REUTERS
1972年1月30日の「血の日曜日」事件を起こした英陸軍落下傘連隊の名誉連隊長を務めたことで、国王チャールズはアイルランド民族主義派の一部から憎しみを向けられてきた。一方、チャールズ国王にも大叔父のマウントバッテン卿をIRAに暗殺された経緯がある。しかし、北アイルランド最大の政党となったシン・フェイン党のオニール副党首は、女王の死を悼むとともにチャールズ国王にも“良好な関係”への期待を表明した。

[ベルファスト発(ロイター)]北アイルランドのイギリスからの分離と統一アイルランドの建国を目指すシン・フェイン党のリーダーが、イギリスのチャールズ新国王との連携を楽しみにしていると語った。そして、ユニオニスト(連合維持を求める勢力)の隣人がエリザベス女王の死を悼む気持ちを尊重するよう、仲間のナショナリスト(アイルランド民族主義派)に呼びかけた。

カテゴリ: 政治
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