天下り天国「空港施設」奪還を狙った国土交通省OBたちの傍若無人

IN-DEPTH【ニュースの深層】

2023年4月13日
タグ: 財界 日本
エリア: アジア
本田勝氏(写真)は昨年末、今年6月の株主総会後に国交省出身の山口副社長を社長に昇格させるよう求めていた。なお、本田氏が会長の椅子に座る東京メトロは現在、株式上場の準備中[2023年3月30日](C)時事
元次官による人事介入は氷山の一角。天下り先の民間企業「空港施設」で主導権を奪い返したい国交省OBと、反発する内部勢力の抗争が事態発覚の背景に。

   元国土交通省次官で東京メトロ会長の本田勝氏(69歳/1976年旧運輸省入省)が東証プライム上場の「空港施設」に対し、元同省東京航空局長で副社長の山口勝弘氏(63/83年旧運輸省入省)を社長にごり押したことが明るみに出た。一方の山口氏も副社長ポストに自薦で就任したと伝えられ、山口氏は4月3日付で辞任に追い込まれた。

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カテゴリ: 政治
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