Weekly北朝鮮『労働新聞』
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金正恩自らSUVやゴムボートに乗り鴨緑江の洪水被害を視察(2024年7月28日~8月3日)
北朝鮮で深刻な洪水被害が発生した。7月29日付は、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が平安(ピョンアン)北道の新義州(シニジュ)市と義州(ウイジュ)郡の被害現場を視察したとの記事であった。金正恩がSUVに乗って前後輪ともに水没するほどの現場を見て回る写真が掲載された。中国との国境河川である鴨緑江(アムノックガン)が氾濫し、約5000人が浸水危険区域に孤立したが、空軍ヘリコプターと海軍、国境警備隊の救助艇によって約4200人が救助されたとして、金正恩が「わが党の誇りでありわが国の誇り」だと褒め称えた。一方で、必要な対策を講じてこなかったとして社会安全省(警察)を含む国家機関と地方幹部の「職務怠慢行為」を強く非難した。そのうえで、「災害防止事業を単純に自然との闘いとしてではなく、国家と人民に対する服務姿勢と観点の問題、重大な政治思想的問題として深刻に受け止めて触角を最大限に尖らせ、あり得ない極度の状況まで予見して対策を立てていけば、いくらでも事故を防止することができる」との主張を展開した。
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