コンピューター認定の致命的欠陥も明らかになり……
四月一日からいよいよ介護保険がスタートする。「必要な時に誰もが介護サービスを受けられる社会」をうたい文句にした介護保険だが、導入直前になっても、果たして制度が定着するのかを疑問視する声が少なくない。特に定着を阻んでいるのが、「子が親の介護をすることが日本の美風」(亀井静香自民党政調会長)という発言に代表される、保守的な考え方だ。
また、せっかくサービスを受ける気になっても、その内容を決めるために必要な「要介護認定」があまりにも不公平である実態も明らかになっており、制度への信頼性がスタート前から崩れかけているのが現実だ。
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