米、日、独に次ぐ世界第四位の自動車生産大国になった中国で、外資との合弁ではない独立系国産自動車メーカーが意外な健闘をみせている。今年一―三月の乗用車販売シェアでは浙江吉利汽車が四・九%で第六位、安徽奇瑞汽車が四・三%で第七位に入った。上位には相変わらず、上海VW、一汽VW、上海GM、長安鈴木など外資との合弁メーカーが並んでいるが、技術力で劣る吉利、奇瑞がそれに次ぐシェアを得ている点に注目すべきだろう。広州ホンダは八位で両社の後塵を拝しているのだ。特に吉利は二、三月に月間販売台数が連続して一万台を突破、中国メーカーの独自開発車としては空前の売れ行きを示している。
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