インドの西端に位置するグジャラート州は、独立の父マハトマ・ガンジーや初代副首相サルダール・パテルをはじめ、数多くの有力ビジネスマンを輩出した地として知られ、近年では繊維や石油化学産業の集積地としてインド経済において重要な位置を占めている。このグジャラートで最近、内外大手自動車メーカーが相次いで工場建設を決定あるいは検討を開始しており、マルチ・スズキの工場が建つグルガオンやマネサールなどニューデリー首都圏や日産自動車が進出した南部チェンナイ、タタ自動車やフォルクスワーゲンが拠点とする西部マハラシュトラ州プネーなどと並ぶ新たな自動車生産ハブに躍り出る勢いだ。
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