アッバス議長がなおも探す「アラファト資産」

執筆者: 2005年3月号
カテゴリ: 国際
エリア: 中東

 昨年十一月に死去したパレスチナ自治政府のアラファト議長については、数百万ドルもの資産を隠匿したとの噂がいまも絶えない。この隠し資産の捜索に、パレスチナ解放機構(PLO)の主流派組織「ファタハ」が乗り出した。 パレスチナ筋によれば、今年一月の選挙でアラファト後任の自治政府長官(議長)に選ばれたアッバス氏は、自らが最高指導者を務めるファタハの幹部会で「アラファト資産」の徹底捜索を命じた。 同資産の一部はすでにアッバス氏の管理下にある。しかし、故アラファト議長が過去二十五年以上にわたって、資産を国内外のあちこちに隠したり、秘密裏に投資したりしていたため、大半の所在は不明のままとされている。

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池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

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