米国のオバマ大統領が6月26日から7月3日までの日程で、セネガル、南アフリカ、タンザニアのアフリカ3カ国を歴訪している。
訪問2日目の27日、大統領はセネガルの首都ダカールの沖合に浮かぶゴレ島を訪れた。19世紀の初頭まで奴隷貿易の拠点だった島である。そして、大西洋に面した奴隷収容所の跡地に立ち、米国の方角を望んだ後、記者団に対して短くコメントした。
筆者は今回、大統領に同行していないが、ホワイトハウスが配信した発言録を読むと、オバマ大統領は次のように発言していた。
「米国から出て外国を訪れる体験は常に私の心を動かす。(中略)アフリカ系米国人の大統領としてこの地を訪れることは、世界の人権保護に取り組む上での、より強い動機を私に与えるものだ」
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