ユコス騒動にキッシンジャー登場

執筆者: 2005年4月号
エリア: 北米

 米国とロシアの確執を招いたプーチン政権による露エネルギー企業ユコスの“弾圧”をめぐり、キッシンジャー元米国務長官が調整に乗り出した。元長官は、プーチン大統領と対立して投獄されたホドルコフスキー前ユコス社長と同じユダヤ系。元長官系列のPR会社とユコスの親会社メナテップは提携関係にもある。 キッシンジャー氏は二月上旬、スロバキアのブラチスラバでの米露首脳会談を前にモスクワを訪問。米国系石油資本によるユコス株買収とホドルコフスキー氏釈放を直接プーチン大統領に打診した。 ユコスはプーチン政権が主力子会社を不当に競売したとして米国の裁判所に提訴中。投資家保護を名目にロシアの国外で司法闘争を継続するには、米資本がユコス株をさらに大量取得する必要がある。

カテゴリ: 国際
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池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

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