今年元旦の日経新聞一面を飾ったソフトバンクの「サイバー大学」構想。インターネット上だけで講義を行なう新大学を、二〇〇七年春に福岡市で開校する予定と報じられた。 オンライン大学は元来、九州電力が構想していたが、資金が集まらず棚上げ。その後、韓国で先行するネット大学の実情を視察したソフトバンクの孫正義社長が再提案したことで一転、「七社会」など九州財界の有力企業各社が賛同したという。 ソフトバンク主導のネット大学が学生として想定するのは主婦層。育児の一段落した女性たちが家庭で持て余す時間に目をつけた。従来の教育市場の隙間需要を掘り起こすのが狙いだ。
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