日本航空(JAL)グループのノンバンクであるJALカードをめぐり、三菱UFJフィナンシャル・グループとみずほフィナンシャルグループが激しい争奪戦を演じている。 JALカードは会員数こそ約百八十万人にとどまるが、年間取扱高は約一兆四千億円でクレジットカード業界六位。出張や旅行で飛行機を多く利用するビジネスマンや富裕層など「優良顧客」が多いことで知られる。 だが、親会社のJALは経営危機を乗り切るため、関連会社の整理を加速。金融関連事業のJALカードも、内外の金融機関から株買い取りの打診が相次ぎ、近く入札との情報もある。
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