米西海岸サンフランシスコのダウンタウンにある米通信大手AT&Tビル六階。縦七メートル、横十四メートルの秘密の部屋に、米国家安全保障局(NSA)の「データ・マイニング(発掘)」機器が設置されている。 そんな事実がサンフランシスコ連邦高裁の裁判で暴露された、と米ワシントン・ポスト紙が伝えている。 AT&TからNSAにeメールの電文などが大量に提供されている証拠として、AT&Tの元職員が爆弾証言したという。 原告は、「エレクトロニック・フロンティア財団」という民間団体と、「アルハラマイン」というイスラム教系の慈善団体。

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