中国の中央銀行、中国人民銀行は十月三十日、銀行融資の法定貸出金利と法定預金金利を期間一年ものでそれぞれ〇・二七%引き下げる利下げを実施した。六年七カ月ぶりとなった九月十六日の利下げからわずか一カ月半の間で三度目となった。 一連の利下げは、一度目が米証券大手リーマン・ブラザーズの破綻、二度目が欧米六中央銀の協調利下げ、三度目は米連邦準備制度理事会(FRB)の〇・五%の利下げと、欧米諸国の金融危機への対応にタイミングを合わせたものだった。中国政府は「各国と協調・協力の強化を続けていきたい」と、国際協調路線を強調している。
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