天候デリバティブは「市場拡大」に耐えられるか

執筆者:川原吉史 2003年10月号
カテゴリ: 経済・ビジネス 金融

 冷夏と長雨による十年ぶりの異常気象に見舞われた日本列島。海の家やビヤホールには閑古鳥が鳴き、夏物衣料やクーラーが販売不振を極めるなど不景気なニュースが多かったが、天候不順を逆手にとったユニークなサービスも話題を集めた。「雨で露天風呂が利用できなければ二千円の館内利用券」(群馬県の温泉旅館)、「雨が降ったら伊勢海老や鮑を無料提供」(三重県の旅館)、「雨で庭園結婚式ができなかったらホテルのカップル宿泊券」(三重県の結婚式場)――などだ。こうしたユニークな顧客サービスを裏で支えたのが、天候デリバティブと呼ばれる金融商品である。

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池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

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