ダイムラー傘下となった三菱ふそうに次の買い手

執筆者: 2004年5月号
カテゴリ: 社会 経済・ビジネス
エリア: 日本

 遅すぎたリコールに非難の集まる三菱ふそうトラック・バスが、日本の自動車メーカーとして初めて外資の子会社となった。親会社の三菱自動車が、ふそうの所有株式の二二%を独ダイムラークライスラーに売却し、ダイムラーの出資比率が六五%となったのだ。「三菱自動車の経営に口を出す三菱商事や三菱重工業以上の株式を握ることで、ふそうの経営を完全掌握するのが目的」(大手国内自動車幹部)とされるが、それもつかの間、世界二位のトラックメーカー、ボルボ(スウェーデン)に売却する構想が進んでいるという。 ボルボ側にも渡りに船だ。世界四位のトラックメーカー、スカニア(同)の株式を買収したものの、EUなどの独禁法上の問題から手放さざるをえない。そこで「株式売却で得た資金を元手にふそうを買収しようと水面下で動いている」(国内自動車幹部)とされる。

フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
クローズアップ
キャリア決済のお申し込み
フォーサイトのお申し込み

池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

クローズアップ
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top