「陳水扁銃撃」にこれだけの謎

執筆者: 2004年5月号
カテゴリ: 国際
エリア: 中国・台湾

 台湾総統選の前日に発生した陳水扁総統銃撃事件をめぐりさまざまな憶測や噂が囁かれている。 当初から有力視されているのは、選挙賭博がらみの犯行だ。ヤミの選挙賭博では「連戦が五十万票前後の差で当選」に賭け金が集中。陳水扁勝利に賭ける客は少数で、オッズは高かった。選挙終了直後から陳水扁大逆転で儲けた客の存在に注目が集まっている。 一方、優勢を覆された連戦支持者を中心に「陳水扁陣営の自作自演説」もしくは「陳水扁の落選を恐れる勢力による陰謀説」も根強い。各種推計を総合すると、銃撃事件による同情票は少なくとも二十万票に上る(実際の得票差は三万弱)。

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池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

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