2020年の「日中関係」を考える

執筆者:樋泉克夫 2014年1月13日
エリア: アジア

「東南アジアの部屋」からは些かはみ出すと思うが、年頭に当たって、東京オリンピックが開催される2020年を、フト考えてみた。

 

 おそらく今回の選挙で選ばれる新しい都知事がオリンピック準備を粛々と進め、任期を大過なく送った場合、再選された2期目の知事の下で東京オリンピックが開催されることだろう。さて、その時、東アジアの国際情勢はどうなっているだろうか。中国、韓国、北朝鮮、さらには東南アジアの国々の動向だ。現在、安倍晋三首相が八面六臂の活躍で進めている“地球儀外交”が、その時に、どのような結果をもたらしているのか。

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執筆者プロフィール
樋泉克夫(ひいずみかつお) 愛知県立大学名誉教授。1947年生れ。香港中文大学新亜研究所、中央大学大学院博士課程を経て、外務省専門調査員として在タイ日本大使館勤務(83―85年、88―92年)。98年から愛知県立大学教授を務め、2011年から2017年4月まで愛知大学教授。『「死体」が語る中国文化』(新潮選書)のほか、華僑・華人論、京劇史に関する著書・論文多数。
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