【インタビュー】柴田章吾(愛知工業大学名電高校3年生) 一度消えた夢を取り戻した左腕投手

執筆者:草生亜紀子 2007年10月号
タグ: 日本

 甲子園のマウンドは、小さな頃から憧れた場所だった。八月十一日、四万二千人の大観衆が見守る中、愛工大名電高校(愛知)の柴田章吾投手はその夢の舞台に立ち、五回から八回までの四イニングを投げ、創価高校(東京)を一安打六奪三振で無得点に抑え、打ってはタイムリー三塁打で一点を返すなど、存分に実力を発揮した。だが、初回の失点が響いて1対3で敗北。初戦突破はならなかった。「負けた時は悔しくて、悔しくて……。でも、帰りのバスに乗る頃、『終わった』と感じると、野球を続けてきて良かったという充実感が徐々にわいてきました」と語る。

カテゴリ: スポーツ
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執筆者プロフィール
草生亜紀子(くさおいあきこ) 翻訳・文筆業。NGO職員。産経新聞、The Japan Times記者を経て、新潮社入社。『フォーサイト』『考える人』編集部などを経て、現職。
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