一方、大軍区の再編は、極めて大雑把に、現在の瀋陽軍区と北京軍区の大半・蘭州軍区の一部及び済南軍区の北側が北方戦区、済南軍区の残りと南京軍区が東方戦区、広州軍区と成都軍区の一部が南方戦区、残る蘭州軍区と成都軍区が西方戦区の基礎となる。大軍区はこれまで省・自治区・直轄市という行政区画をベースに区割りしていたが、山脈や砂漠、大型河川など自然環境や道路鉄道航空路など社会基盤に基づき純軍事的な条件のみを考慮して線引きし直すのだ。叩き台には「何度も練り直した末、ようやく引いた4戦区すべての境界を詳細に網羅した地図も添付してある」という。
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