フォーサイト編集長が代わります。

執筆者:フォーサイト編集部 2017年3月29日

 編集長の安河内龍太です。
 
 突然のお知らせとなりますが、フォーサイトの編集長が代わります。4月から、内木場重人副編集長が後任を務めます。

 私がフォーサイト編集部にやってきたのは2007年10月。まだ紙の雑誌だった時代です。
  09年4月に編集長に就任しましたが、10年3月に雑誌は休刊となり、約半年の準備期間を経て同年9月にフォーサイトはウェブ版へと移行。その後、ほぼ毎日ニュースを発信する作業を続けてきました。雑誌時代と合わせると、編集長を8年間にわたり務めたことになります。これまで続けてこられたのも、ひとえに会員の皆様のおかげです。厚く御礼申し上げます。

 フォーサイトはそもそも1990年創刊の、国際情勢、政治経済を報じる会員制月刊誌でした。休刊になってしまったのは上述の通りですが、長い期間にわたって培われた信用・人脈・経験はウェブ版にも引き継がれ、ニュース・コンテンツは今日まで高いクオリティを維持し続けてきました。ウェブ上に流れる情報は信用ならないものが多い、と言われる昨今ですが、フォーサイトの筆者と情報のレベルは他のニュース・サイトに比べ格段に高い。これは自負しています。

 とはいえ、編集長として達成できなかったこと、やりたかったけれども実現できなかったことが多いことも否めません。それだけレベルの高いメディアであるならば、本来ならばもっと知名度が高く、影響力の大きな存在になっていなければなりません。その点は私の限界です。後事は内木場次期編集長に託すこととなります。

 フォーサイトの知名度が高くないのは、有料課金制度であることも理由の1つだと思いますが、その方向性は間違っていないと考えています。多くのニュース・サイトがやっている、広告のためにページビューを重視するという手法は、記事のタイトルにも中身にも歪みが生じやすい。しばらく前にフランスの有料課金サイトの成功例をご紹介しましたが、やはりニュースの質を考えれば有料課金が理想なのではないかと思います。

 私は新潮社の別の部署に異動しますが、今後もできる限りフォーサイトを支えるつもりです。「良いニュース・メディア」は私たちの社会にとって必要です。会員の皆様、フォーサイトが素晴らしいメディアであることを、周りの方々に是非お知らせください。今後ともフォーサイトへのご声援を、何卒よろしくお願い申し上げます。

仏ニュース・サイト『メディアパルト』成功の秘密(上)なぜ「有料課金モデル」なのか
http://www.fsight.jp/articles/-/41847

* 以上は、3月27日に有料会員の方々に向けてお送りしたメールマガジンの再録です。

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執筆者プロフィール
フォーサイト編集部 フォーサイト編集部です。電子書籍元年とも言われるメディアの激変期に、ウェブメディアとしてスタートすることになりました。 ウェブの世界には、速報性、双方向性など、紙媒体とは違った可能性があり、技術革新とともにその可能性はさらに広がっていくでしょう。 会員の皆様のご意見をお聞きし、お力をお借りしながら、新しいメディアの形を模索していきたいと考えております。 ご意見・ご要望は「お問い合わせフォーム」や編集部ブログ、Twitterなどで常に受け付けております。 お気軽に声をお聞かせください。よろしくお願いいたします。
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