
「財界狙撃手」金尚祚・漢城大学教授の公正取引委員会委員長起用は、文在寅政権の掲げる「財閥改革」のシンボルか (c)EPA=時事
文在寅(ムン・ジェイン)政権の経済担当部署の人事も、思い切ったものだった。文在寅大統領は5月17日、公正取引委員会委員長に、財閥改革の市民運動に取り組んできた金尚祚(キム・サンジョ)漢城大学教授(54)を起用した。金尚祚教授は市民団体「経済改革連帯」の所長などを務め、サムスングループ内の企業が株式を持ち合う「循環出資」などを批判し、財閥の支配構造の改革を主張してきた人物だ。

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