韓国「文在寅政権」誕生(6) 「財閥改革」「格差是正」で目指す「積弊の清算」

執筆者:平井久志 2017年6月5日
エリア: アジア
「財界狙撃手」金尚祚・漢城大学教授の公正取引委員会委員長起用は、文在寅政権の掲げる「財閥改革」のシンボルか (c)EPA=時事

 

 文在寅(ムン・ジェイン)政権の経済担当部署の人事も、思い切ったものだった。文在寅大統領は5月17日、公正取引委員会委員長に、財閥改革の市民運動に取り組んできた金尚祚(キム・サンジョ)漢城大学教授(54)を起用した。金尚祚教授は市民団体「経済改革連帯」の所長などを務め、サムスングループ内の企業が株式を持ち合う「循環出資」などを批判し、財閥の支配構造の改革を主張してきた人物だ。

カテゴリ: 政治 社会
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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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