英国で人類最古の「火起こし」の痕跡を発見

2026年1月12日
タグ: 歴史
イギリス・バーナム付近から見つかった先史時代の炉。40万年以上前のもので写真の「B」付近の赤い堆積物は粘土 (C)Jordan Mansfield, Pathways to Ancient Britain Project/Handout via REUTERS
英サフォーク州で、先史時代の人間が火を起こした最古の証拠が見つかった。約41万5000年前にネアンデルタール人が作った炉の痕跡だと研究チームは結論づけている。人類にとって大きなターニングポイントとなった火の使用が、従来考えられていたよりはるかに早い時期に始まっていたことが示唆された。

[ロイター]痕跡は、れんがを作るために使われていたバーナム村近郊の古い粘土採掘場から見つかった。研究チームは、加熱された粘土の塊や、熱で割れたフリント(燧石)の手斧、さらにフリントと打ち合わせることで火花を生む黄鉄鉱の破片2点を発見した。繰り返し同じ場所で火が起こされた跡とみられる。

 近くには、かつて先史人類が滞在していた水場がある。

「人間が火を起こす目的で、黄鉄鉱を発掘現場まで持ってきたと考えられる。火起こしの起源が前倒しされる大きな発見だ」とロンドン・大英博物館の旧石器時代コレクションのキュレーターで、論文の責任著者であるニック・アシュトン氏は述べた。論文は、学術誌『ネイチャー』に掲載された。

カテゴリ: 医療・サイエンス
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