独選「大人の必読マンガ」案内
独選「大人の必読マンガ」案内(1)

オウム「大量刑死」と時代の終わりの「空気」

関川夏央原作・谷口ジロー作画『『坊っちゃん』の時代』

執筆者:高井浩章 2018年7月27日
エリア: 日本

 7月6日、麻原彰晃こと松本智津夫を含む一連のオウム事件に関与した7人の死刑が執行され、同26日にはさらに6人が処刑された。ニュースを耳にして私の脳裏をよぎったのは、「大逆事件」だった。無論、凄惨なテロ事件と「主義者」一掃を狙ったフレームアップ(でっち上げ)はまったく別モノだが、「時代の終わり」の大量刑死という連想が働いたのだ。

 近代日本の転換点、大逆事件とその時代の「空気」を描き切った傑作が、関川夏央原作・谷口ジロー作画の『『坊っちゃん』の時代』だ。大逆事件は5部シリーズの第4部『明治流星雨』で描かれる。

フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
高井浩章 1972年生まれ。経済記者・デスクとして20年超の経験があり、金融市場や国際ニュースなどお堅い分野が専門だが、実は自宅の本棚14本の約半分をマンガが占める。インプレス・ミシマ社の共同レーベル「しごとのわ」から出した経済青春小説『おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密』がヒット中。 noteの連載はこちら→https://note.mu/hirotakai ツイッターアカウントはこちら→https://twitter.com/hiro_takai
クローズアップ
comment:2
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
フォーサイトのお申し込み
クローズアップ
  • 24時間
  • 1週間
  • f
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順
back to top