自然の前で人間の力など小さなものだ。
新型コロナウイルスに翻弄される日々は、我々にこの陳腐な言い回しを再認識させる。
一方でその小さな存在が気候変動を引き起こし、人類は自然と調和したあり方を模索しつつある。
我々は危機を前に賢明な選択ができるのか。
この一大テーマを念頭に最近、宮崎駿の『風の谷のナウシカ』を精読した。
映画とはまったく別の作品
マンガ版『風の谷のナウシカ』は、中断を挟みつつ、1982年から1994年まで『アニメージュ』誌上で連載された。

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