独選「大人の必読マンガ」案内
独選「大人の必読マンガ」案内 (24)

追悼「語りえないもの」を描いた天才:ジョージ秋山『捨てがたき人々』

執筆者:高井浩章 2020年6月12日
カテゴリ: カルチャー
エリア: アジア

 今回は何度か紹介しようと試みては断念してきた作品、『捨てがたき人々』(小学館、幻冬舎)を取りあげる。

 6月に入り、作者・ジョージ秋山氏が先月亡くなっていたことが明らかになった。この機会に書くしかないだろうと腹を固めた。以下、敬称略で書き進める。

 書くのを諦めてきたのは、この作家の作品に正面から向き合うと、「すごい」の先につなぐ言葉が浮かんでこないからだ。それはジョージ秋山が、村上春樹が言うところの「地下二階」、魂の住む場所まで降りていって物語をつかみ取る稀有な資質の持ち主だったからだろうと思う。

フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
高井浩章 1972年生まれ。経済記者・デスクとして20年超の経験があり、金融市場や国際ニュースなどお堅い分野が専門だが、実は自宅の本棚14本の約半分をマンガが占める。インプレス・ミシマ社の共同レーベル「しごとのわ」から出した経済青春小説『おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密』がヒット中。 noteの連載はこちら→https://note.mu/hirotakai ツイッターアカウントはこちら→https://twitter.com/hiro_takai
フォーサイトのお申し込み
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top