独選「大人の必読マンガ」案内
独選「大人の必読マンガ」案内 (28・最終回)

【最終回】「神様」が描き切った受難と救済:手塚治虫『きりひと讃歌』

執筆者:高井浩章 2021年1月30日
カテゴリ: カルチャー
エリア: アジア
手塚治虫『きりひと讃歌』は「モンモウ病」という架空の奇病を巡るミステリーだが……

 「一番のお気に入りの手塚作品はどれか」

 マンガ好きならこんな話題で盛り上がったことがあるだろう。

 『ブラック・ジャック』『火の鳥』『ブッダ』『どろろ』『奇子』『三つ目がとおる』『シュマリ』『ばるぼら』『アドルフに告ぐ』――。

 今、本棚に並んでいる作品をざっと挙げただけでも、どれを選ぶか迷う。短編集や『人間ども集まれ!』といった異色作も捨てがたい。少し上の世代なら、『鉄腕アトム』や『ジャングル大帝』、『リボンの騎士』を子ども時代の宝物だったと特別視する人もいるだろう。

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執筆者プロフィール
高井浩章 1972年生まれ。経済記者・デスクとして20年超の経験があり、金融市場や国際ニュースなどお堅い分野が専門だが、実は自宅の本棚14本の約半分をマンガが占める。インプレス・ミシマ社の共同レーベル「しごとのわ」から出した経済青春小説『おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密』がヒット中。 noteの連載はこちら→https://note.mu/hirotakai ツイッターアカウントはこちら→https://twitter.com/hiro_takai
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