「塩と酒」から見えるスペイン屈指のリゾート「イビサ島」の素顔

執筆者:浮田泰幸 2020年1月5日
カテゴリ: カルチャー
エリア: ヨーロッパ
「イビスクス・ワインズ」のロゼ。中央が「イビスクス・ロゼ 2018」(筆者提供、以下同)

 

 2019年9月、「イビサ・フォルメンテーラ商工会議所」の招きで、西地中海に浮かぶ2つの島へ取材に出かけた。スペイン領バレアレス諸島に属するイビサ島と、その南6キロメートルの海上に浮かぶフォルメンテーラ島である。

 イビサ島は歴史あるリゾートアイランドとして知られる。

 1970年代にはヒッピーカルチャーの聖地として、また80年代以降はクラブカルチャーの発信地として、世界にその名を響かせた。この島のクラブやパーティーから生まれた「バレアリック」というダンスミュージックのムーブメントは、世界の音楽シーンに強い影響力を持っていた。

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執筆者プロフィール
浮田泰幸(うきたやすゆき) ワイン&トラベル・ジャーナリスト、ライター。月刊誌編集者を経てフリーに。旅行、人物、食文化、ワイン、コーヒー、歴史などをテーマに、広く海外・国内を旅し、取材・執筆・編集を行っている。
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