MRIC通信 (32)

新型コロナ「第2波」前に「脳がよじれるほど想像力を働かせる」べきは誰か

執筆者:医療ガバナンス学会 2020年6月17日
エリア: アジア
『新型コロナウイルス感染症対策専門家会議「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」令和2年5月29日』より抜粋
 

【筆者:坂根みち子・坂根Mクリニック院長(略歴は文末に)】

「第2波に備えて、脳がよじれる程想像力を働かせて欲しい」

「国立国際医療研究センター」の大曲貴夫先生がTVのインタビューに答えていました。そのまま対策システムを作る方々にお渡ししたい言葉です。

 新型コロナウイルス感染拡大の第1波は欧米に比べて死者が少なく、「緊急事態宣言は要らなかった」論まで出てきておりますが、3月下旬に感染者が日々倍増していったときに、

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執筆者プロフィール
医療ガバナンス学会(いりょうがばなんすがっかい) 広く一般市民を対象として、医療と社会の間に生じる諸問題をガバナンスという視点から解決し、市民の医療生活の向上に寄与するとともに、啓発活動を行っていくことを目的として設立された「特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所」が主催する研究会が「医療ガバナンス学会」である。元東京大学医科学研究所特任教授の上昌広氏が理事長を務め、医療関係者など約5万人が購読するメールマガジン「MRIC(医療ガバナンス学会)」も発行する。「MRICの部屋」では、このメルマガで配信された記事も転載する。
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