「コロナ禍」に「貝毒」三陸「ホヤ漁師」先の見えない「深い霧」

執筆者:寺島英弥 2020年6月20日
タグ: 新型コロナ
エリア: アジア
牡鹿半島にある鮫浦湊。おだやかな海のようだが……(筆者撮影、以下同)
 

 6月上旬、およそ1年ぶりに訪ねた牡鹿(おしか)半島(宮城県石巻市)。美しい三陸復興国立公園の南端らしく、リアス式海岸の道の入り江はまぶしいほど明るく、新型コロナウイルス禍の鬱屈を晴らしてくれる。

 が、9年前の東日本大震災で被災した浜々の集落は跡形もなく、復旧工事もいまだ終わらず、住民の多くは流出し、工事関係者以外の人の姿も見えない。

 半島に残る漁師たちの復興の拠り所は、昔から変わらず豊かな魚介をはぐくむ宝の海だ。

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執筆者プロフィール
寺島英弥 ローカルジャーナリスト、尚絅学院大客員教授。1957年福島県相馬市生れ。早稲田大学法学部卒。『河北新報』で「こころの伏流水 北の祈り」(新聞協会賞)、「オリザの環」(同)などの連載に携わり、東日本大震災、福島第1原発事故を取材。フルブライト奨学生として米デューク大に留学。主著に『シビック・ジャーナリズムの挑戦 コミュニティとつながる米国の地方紙』(日本評論社)、『海よ里よ、いつの日に還る』(明石書店)『東日本大震災 何も終わらない福島の5年 飯舘・南相馬から』『福島第1原発事故7年 避難指示解除後を生きる』(同)。3.11以降、被災地で「人間」の記録を綴ったブログ「余震の中で新聞を作る」を書き続けた。ホームページ「人と人をつなぐラボ」http://terashimahideya.com/
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