米大統領選「敗北宣言」の深く重い意味

執筆者:渡邊裕子 2020年11月14日
エリア: 北米
「敵」を称えた冒頭、ブーイングを制しながら語り始めたマケイン氏の言葉に、聴衆は最後には拍手喝采で応えた
 

 選挙から4日経った11月7日の夜、まるで占領軍から解放されたかのような雰囲気のニューヨークで、カマラ・ハリスの素晴らしい勝利演説を聞きながら、私は4年前のヒラリー・クリントンのスピーチを思い出していた。

「ガラスの天井」を破ったハリスのスピーチを貫いていたメッセージは、彼女に道を開いてくれた数多くの先人たちへの感謝と、次世代への激励だった。彼女は、

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
渡邊裕子 ニューヨーク在住コンサルタント。早稲田大学法学部卒業、ハーバード大学ケネディ・スクール大学院修士課程修了。1993年渡米。1996~2004年、ニューヨークのジャパン・ソサエティーに勤務。各種国際会議、文化講演会、人物交流プログラムの企画立案・運営に携わる。2006年から2017年まで、国際政治学者イアン・ブレマー率いる「ユーラシア・グループ」にて日本企業担当チームの初代ディレクター。2019年、中東リスク分析専門コンサルティング会社「HSWジャパン」共同設立。その他、歴史学者ニーアル・ファーガソンのアドバイザーを務めるほか、『ビジネスインサイダー日本版』『日経ARIA」などでも連載執筆。
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