SBIホールディングスの社外取締役に“ハラスメント次官”2人が就任

PERSONALS[人事情報]

2021年5月12日
タグ: マネー 日本 財界
セクハラで懲戒処分を受け、財務事務次官辞任を表明する福田淳一氏(C)時事
財務省と農水省で批判を集めたあの人が……

 SBIホールディングス(北尾吉孝社長)は4月28日、福田淳一・元財務事務次官(61)末松広行・前農林水産事務次官(61)を独立社外取締役に迎えると発表した。いずれも6月29日の株主総会後に就任する。福田氏はセクハラで懲戒処分を受け、末松氏は部下へのセクハラとパワハラで批判を受けた。奇しくもハラスメントの当事者2人が顔をそろえることになった。

 福田氏は1982年に大蔵省(現財務省)入省。財務省主計局次長や大臣官房長、主計局長を経て17年7月から事務次官を務めていた。2018年にテレビ朝日の女性記者へのセクハラ問題が『週刊新潮』に掲載され、次官を辞任し、直後に減給の懲戒処分を受けていた。福田氏は当初、セクハラを否定していたが「胸触っていい?」「手縛っていい?」といった福田氏のセクハラ発言とされる音声データが公開され、福田氏は辞任に追い込まれていた。

カテゴリ: 政治 経済・ビジネス
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