フランス大統領選で急浮上、ペクレスは「マクロンより面白くルペンほど危うくない何者か」

執筆者:国末憲人 2022年1月6日
エリア: ヨーロッパ
フランス大統領選で急浮上したペクレス氏(C)AFP=時事
「マクロンVS.ルペン」の構図になると思われたフランス大統領選は、右派の評論家ゼムール氏の登場でルペン氏の存在がかすみ、その隙に右派本流のペクレス氏が急浮上してきた。彼女には頼もしい「キングメーカー」がついているという。

 

 フランス大統領選は4月の投開票を前に、多少意外な対決構図に流れつつある。

 当初多くの市民や識者が予想したのは、現職のエマニュエル・マクロンと右翼「国民連合」党首マリーヌ・ルペンが競い合うという、前回2017年と同じ図式だった。ルペンがどこまで迫れるかが、関心の中心だった。

 枠組みが変化したのは、2021年夏に右翼系評論家エリック・ゼムールの参戦が取りざたされ始めてからである。9月以降、挑発的で過激なゼムール発言がメディアを賑わすにつれ、ルペンの人気は降下し、右翼支持層を2人で分け合うようになった。

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カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
国末憲人 1963年岡山県生まれ。85年大阪大学卒業。87年パリ第2大学新聞研究所を中退し朝日新聞社に入社。パリ支局長、論説委員、GLOBE編集長を経て、現在は朝日新聞ヨーロッパ総局長。著書に『自爆テロリストの正体』『サルコジ』『ミシュラン 三つ星と世界戦略』(いずれも新潮社)、『ポピュリズムに蝕まれるフランス』『イラク戦争の深淵』『巨大「実験国家」EUは生き残れるのか?』(いずれも草思社)、『ユネスコ「無形文化遺産」』(平凡社)、『ポピュリズム化する世界』(プレジデント社)など多数。新著に『テロリストの誕生 イスラム過激派テロの虚像と実像』(草思社)がある。
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