市民が語った生活の不安
2月11日、イランは43周年となる革命記念日を迎えた。1979年の革命によって、西欧近代化を推し進めた親米のパーレビ王制が倒され、現在まで続く「イスラム法学者による統治」が始まった。
記念式典は開かれたが、新型コロナウイルス感染症の影響で前年と同様、従来よりも規模は縮小されていた。
それでも、首都テヘランの地下鉄アザディ(自由)駅からアザディ広場まで2キロの大通り沿いには、仮設の舞台や店がいくつも並び、児童による歌唱や人形劇が披露され、オレンジや黄色の風船が売られていた。
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